どうも、安讃です。
今日はマルス端末で乗車券類を発売する際に、経路を選ぶ方法の1つとして用いられる「口座発売」についてです。
口座発売はマルス中央装置に予め発着駅・経路を登録しておき、経路番号で選ぶ方法のことです。かつてはこの発売方法が主流でしたが、現在は経路を自動検索してくれる「経路自動案内」という方法があり、こちらの方がよく用いられるため口座発売はあまり用いられません。口座発売を用いて乗車券類を発売すると、右下に「経n」という経路番号が印字されます。これが口座発売の目印です。
口座発売は乗車券のほか、自由席特急券、Bグリーン券、普通回数乗車券、定期乗車券などでも同様の方法を用いることが出来ます。自由席特急券や普通列車用のBグリーン券でなら今でも口座発売が用いられることも比較的多いので、「経1」のような表示を見たことのある方も多いのではないでしょうか。ただ、今回は初級編ということなので、乗車券の口座発売について主に取り上げます。
…と、長々と文章に記していてもわかりづらいでしょうし、実例を示して説明していきたいと思います。
まずは口座発売ではなく、通常の「経路自動案内」を用いた場合の乗車券を紹介します。
経由には「中央東」とあります。
続いて、口座発売の乗車券です。
経由は「中央」。右下に「経1」が印字されており、口座発売とわかります。口座発売ではこのように、経由印字が経路ごとに設定されているため、通常の経路自動案内や経路入力などでは現れないようなものになることがあります。あとは微妙な違いではありますが、控除の際に用いられるC符号も異なります。
口座発売の醍醐味ともいえる経由印字ですが、もっと大胆な印字をするものもあります。
まず発行箇所からツッコミどころ満載なのは置いといて、経由は「鶴舞」。なんと、口座発売では路線名ではなく途中の駅名が印字されることがあるのです。
ちなみに、「鶴舞」の対で「東中野」という印字もあるそうですが残念ながら筆者はまだ入手できておりません。
今回紹介したのはまだまだ氷山の一角です。今回は初級編ということで、ある程度ネタが溜まってきたらまた続編も書きたいと思いますので次回も乞うご期待ということで。
今回は以上です。
閲覧ありがとうございました。