"伝統"が消えるとき~普通回数券発売終了~

どうも、安讃です。

 

普通回数券発売終了のお知らせ 阿佐ケ谷駅にて

2022年9月30日、JR東日本JR東海JR西日本JR四国と各会社間において、普通回数乗車券の発売を終了しました。なおJR九州は昨年6月に発売を終了しており、JR北海道に関しても11月で発売を終了します。(ただし、通学用割引や障害者割引等の場合は今後も発売されます。)

普通回数券は「11枚つづりで10枚分の値段、3カ月有効」というルールで、国鉄時代から長年にわたり発売され、JRになった後もそのルールは6社で維持されてきました。そのため、回数券は日常的にあるものという印象が強かったですが、ついにこの時が来てしまったか…という気持ちでいます。

 

 

 

それでは、自分が今まで利用してきた普通回数券を振り返ってみたいと思います。

 

まずは中高時代によく利用していた新宿・阿佐ケ谷間の回数券を。それぞれ東日本会社と東海会社発行のものです。

北千住駅F1発行



(JT)東京MR25発行

マルスの普通回数券は120mm券で表紙が発行されます。また、この区間は以前口座発売の記事でも紹介しましたが、経1で発信すると経由印字が「中央」となります。

 

 

 

続いてJR東日本POS端末の回数券を紹介していきます。東POSの回数券、これがなかなかクセがあって面白い。

下総松崎駅401発行

 

新木駅401発行

 

下総松崎駅401発行

東POSの回数券の最大の特徴はなんと言っても経由印字。1つ目の荻窪・新宿間のものには「経由:阿佐ケ谷」、2つ目の阿佐ケ谷・田町間のものには「経由:原宿・高輪ゲー」、3つ目の新松戸・下総松崎間のものには「経由:北小金・東我孫子」と印字され、定期券の経由のように駅名が列挙される形となっています。ほかに、表紙が発行されないのと、有効期限の表記が年度も含むものになっている点がマルスのものと異なります。

この駅名の列挙はいくつか規則性があって、基本的には路線と路線の分岐駅の次の駅が印字されるようになっているようです。また、分岐駅が区間内に無い場合は発駅の次の駅を、分岐駅が発駅の場合は発駅の次の駅を、分岐駅の次の駅が着駅の場合は分岐駅自体を印字するようになっています。それから、「高輪ゲー」のように、5文字以上の駅名は4文字に短縮されて表記されます。

 

 

 

最後に、JR西日本B-POS端末の回数券を紹介します。こちらも中々クセがあります。

越中中川駅001発行

マルスと同様に表紙は発行されますが、区間の記載がありません。また、本券は係員の認識性を高めるためでしょうか、有効期限がかなり大きく表示されるようになっています。

補充回数券など、やりたい案件はいくつか残っていましたが、このB-POS端末の回数券はどうしても欲しいという気持ちがあり、中の人は最終日にわざわざ富山まで行って買ってきました。

 

 

今回は普通回数券の振り返りでした。

閲覧ありがとうございました。