首都圏における連絡運輸大幅縮小~時代の流れとともに~

どうも、安讃です。

 

今回は当ブログでも何度か取り上げている連絡運輸についてです。

 

連絡きっぷ発売範囲変更のお知らせ 阿佐ケ谷駅にて

首都圏エリアにおける連絡乗車券の発売を3/17(ダイヤ改正前日)をもって縮小するということになりました。この掲示にもあるように、主に初乗り区間同士の場合に存在する割引の設定のある区間や、直通運転を行っている区間などは発売を継続するようです。この写真を撮影した阿佐ケ谷駅でいえば、直通運転を行っている東京メトロ東西線中野接続および中野・西船橋間を東京メトロ東西線で通過する連絡乗車券については近距離券売機での発売を継続していました。

近年ではICカード乗車券が普及し、特に首都圏では普及率もかなり高くJR東日本ICカードの利用促進に力を入れています。また、首都圏ではマルスシステムに連絡会社線の運賃が登録されていないことが多く、特に窓口での連絡乗車券の発売は煩わしいものとなっていたというのも否めません。連絡乗車券の発売を縮小するのは時代の流れと言えるでしょう。しかし、きっぷ収集をしている上で連絡乗車券というのは面白い部分も多く、肩身の狭くなる思いではあります。

以前京阪電車の連絡乗車券を紹介した際に、京阪神エリアでの窓口における連絡乗車券の発売終了についても併せて取り上げました。この際にこの流れはいつか首都圏にも来そうとは思っていましたが、まさかこんな早くやってくるとは思っていませんでした。この京阪神エリアでの件と今回の件が決定的に異なる点は、窓口での発売に関しては言及してないということです。窓口発売における煩わしさを解消したいのであればこちらの方法のほうがよかったのではないか…と個人的には思っていたりします。

もちろん旅客営業規則別表もそれに合わせて改定されています。(内容省略ばかりでこれを見ただけでは全容はつかめませんが)

東日本旅客鉄道株式会社旅客連絡運輸規則の一部改正(2023年3月18日から施行)[PDF/99KB]

https://www.jreast.co.jp/kippu/yakkan/pdf/history230213-1.pdf

 

 

八みなみ野駅E1発行

児玉401発行

下総松崎駅401発行

下総松崎駅401発行

今回の連絡運輸規則の一部改正により発売できなくなった連絡接続駅を接続駅とする連絡乗車券をピックアップしてみました。こうしてみると、自分が持っている連絡乗車券は東POS端末のものばかりでマルスのものは少なく、本当にPOSが好きで集めてたんやなぁ、と今振り返れば感じます。

今回は連絡運輸についてでした。

閲覧ありがとうございました。