高松の魅力

どうも、安讃です。

 

さて新年度になり、あらゆる場面で自己紹介をすることになったという方も多いのではないのでしょうか。その中で趣味を取り上げる際に筆者は「旅行が好き」であると紹介することが多いのですが、それに対する質問としてよくあるのが「今まで行った中でどの場所が一番よかった?」というものです。これがなかなか難しい質問でして、長らく具体的な場所を決められずにいましたが、今はこう答えることが多いです。

香川県高松市

高松…。多くの方は、「香川県の県庁所在地」「うどん」等を思い浮かべるかと思います。そしてご存知の方はご存知かと思いますが、筆者の出身地でもあります。しかし、成長して訪れる機会が増えたことで、先述したようなイメージだけではない魅力に引き込まれ、定期的に訪れないと気が済まないまでになっています。

ということで、今回の記事では高松の魅力について筆者なりに紹介していこうと思います。

 

まずは、筆者が高松の魅力に引きずり込まれる第一要因となった、丸亀町商店街を中心とする中心市街地の商店街群を紹介します。

 

丸亀町壱番街ドーム広場

丸亀町・兵庫町・片原町の3つの商店街が交わるこの場所、大きなドーム屋根が特徴的で西洋の雰囲気を感じます。高松を紹介するSNSの投稿等でよく目にする場所で、筆者も特に好きな場所です。

そして、これら3つのほかいくつかの商店街を総称した「高松中央商店街」のアーケードの総延長は2.7kmと、日本一の長さを誇ります。

 

丸亀町グリーン

丸亀町商店街中心市街地の再開発の成功事例として特にまちづくりの界隈では有名です。写真を見るだけでも従来の商店街とは異なり、少し郊外型SCやアウトレットモールのような雰囲気を感じます。これは、地元住民が中心となって第3セクターまちづくり会社を立ち上げ、まちづくり会社が商店街のテナントの決定等のマネージメントを行う*1という、郊外型SCと似た手法を用いて再開発を行ったことが影響しています。

写真は1枚目は平日の夕方、2枚目は日曜日の昼間に撮影したものですが、どちらもかなりの通行量がありました。何度か訪れていると時間や曜日に関係なく一定の通行量があることがわかりました。高松市の人口は40万人ほどですが、この規模の都市にこれだけの賑わいがあることに一種の感動を覚えたのです。

 

丸亀町商店街

旧来の商店街の雰囲気を残す区画も存在し、この新旧入り混じるコントラストも筆者の好きなポイントです。

 

ライオン通り商店街

丸亀町商店街の東側には「ライオン通り商店街」もあります。こちらは飲み屋街の様相を呈しており、高松は支店経済都市であるためかビジネスマンの様子も多く見られました。

 

そして、高松の中心市街地の賑わいがすごいと思うのは、郊外型SCが乱立している中でこのような奮闘があるという点です。

 

ゆめタウン高松

ゆめタウン」はイズミ(本社:広島市)が中国・四国・九州地方で展開するSCで、高松にはゆめタウン全店で売り上げ1位を誇る「ゆめタウン高松」が存在します。筆者はかつてゆめタウン高松の至近に住んでおり、ここにはよくお世話になっていました。それから、香西の方には「イオンモール高松」もありますし、隣接する綾川町には「イオンモール綾川」もあります。

これだけ郊外型SCが乱立しており、筆者自身がかつて郊外に住んでいたことでそこでの賑わいも知っているからこそ、この中心市街地の賑わいがより「すごいな」「頑張っているな」と思えるわけです。

 

そして、今年春には高松駅ビル「TAKAMATSU ORNE(高松オルネ)」もオープンしました。

 

TAKAMATSU ORNE

「これ本当にJR四国の開発した駅ビル?アミュプラザとかアトレと間違えてない?」と疑いたくなるほどお洒落で賑わっていました。商店街とあわせて新たな賑わいが生まれるスポットとして、今後が期待されます。

 

ここまでは商業環境を中心に取り上げてきましたが、他にも筆者が感じる高松の魅力があります。

灯台

灯台から高松市街地を望む

「海と市街地が近接している」という点も好きなポイントです。この赤灯台というスポットはサンポート地区にありますが、穏やかな瀬戸内海を眺めていると心が和らぎます。

 

一般的な香川県の番組表

これは以前の記事でも取り上げましたが、香川県は民放テレビの電波を岡山県と相互乗り入れしており、香川にいながら対岸の岡山の情報がローカルニュースやCMなどから流れてきます。関東広域圏における東京や近畿広域圏における京阪神とは異なり、お互いの県から発信され、お互いの県が存在感を発揮できているという状態も、高松の魅力に引きずり込まれることになった1つの要因でもあります。

 

晴屋製麺

綿谷

そして、高松を離れてから「安くて美味しいうどんが食べられる」ありがたさにも気が付きました。名物料理や郷土料理は「観光客向け、あるいは地元の人は特別なシーンだけ」食べるということも多いですが、讃岐うどんは地元の日常の食べ物としてもしっかり根付いており、店の選択肢も山ほどあるという当たり前のことに改めてすごいなと思わされます。

 

ここまで高松の魅力について紹介してきました。初めは四国内を旅行する拠点として単に便利だから宿泊することが多かっただけなのですが、魅力に気付いたことで今は「また住んでみたい」とさえ思っています。筆者の発信から1人でも高松を訪れ、魅力に気付いてくださる人が増えてくれれば幸いです。

 

今回は以上です。

閲覧ありがとうございました。