ありがとう四POS特集(4)~遂に全廃へ~

どうも、安讃です。

 

昨年10月23日、JR四国からこんな発表がありました。

駅業務体制の見直しについて

https://jr-shikoku.co.jp/03_news/press/2023%2010%2023.pdf

 

内容は、高知県の佐川駅を2023年12月28日をもって、香川県端岡駅高瀬駅愛媛県伊予市駅徳島県板野駅勝瑞駅佐古駅南小松島駅羽ノ浦駅石井駅高知県の旭駅・伊野駅を2024年3月中旬(この後ダイヤ改正前日の3月15日に行うと追発表されました)をもって無人化するというものでした。この界隈の方々はご存知かと思いますが、これらの駅は全てPOS端末の設置駅となっています。

理由としては、「少子高齢化や人口減少に加え、人手不足など非常に厳しい経営環境の中、機械化等による販売体制の見直しにより省力化・省人化とサービス水準の維持・向上の両立を目指すなど、経営改善の取組みを進めています。この度、更なる業務運営の効率化を図るため、以下のとおり駅業務体制の見直しを行います。」とあります。また、代替としてチケットアプリ「しこくスマートえきちゃん」の利用が呼びかけられているなど、今まで四国会社には無縁だと思っていたデジタル化・チケットレス化を慫慂する動きが加速していることが伺えます。

 

また、さらにこんな発表もありました。

一部の駅で発売するきっぷの種類変更について

https://jr-shikoku.co.jp/03_news/pdf/ticket-sale_info.pdf

内容は、香川県屋島駅・徳島県日和佐駅高知県の大杉駅・土佐久礼駅において、購入できるきっぷの種類を変更するというものでした。発売できるものは四国会社・本四備讃・宇野線の各駅相互間と同~東海道・山陽新幹線の各停車駅相互間の乗車券と自由席特急券に限られ、指定券類や定期乗車券、特別企画乗車券の発売は取りやめられます。発売券種から予測するに現在あるPOS端末を撤去し、車発機などに置き換えられるものと思われます。

 

これら2つの発表により、四国会社の発券機能のあるPOS端末は全廃となります。数年前、バースデイきっぷの旅をしているときにたまたま佐川駅で指定を取っていただいたことがあり、私はそこから四国POSの虜になってしまったという経緯があります。私のきっぷ収集の原点である四国POSから発券機能がなくなってしまうというのは大きな喪失感がありますが、時代の転換点を見届けることになったという点ではいい時代にきっぷ収集の趣味を持ったといってもいいのかもしれません(?)。

 

端岡駅001

南小松島駅001

高瀬駅001

端岡駅001

端岡駅001

(ム)屋島駅001

(ム)屋島駅001

今まで収集した四POS端末券の中からいくつかピックアップしてみました。四POSは経由印字に趣味的な面白さが多くあったほか、POS端末としては珍しくクレジット決済(四C)、指定券の端末による発売(中継)、特別企画乗車券の発売が可能であるなど、旅客の利便も図られていました。ただし、末期は以前の記事で紹介したように、発売範囲が制限されてしまい面白さは半減していました。


最後に、四POSが消えてきっぷ収集的な面白さは無くなっても、今後も定期的に四国には足を運びたいものです。

 

以上です。

閲覧ありがとうございました。