どうも、安讃です。
新年最初の投稿になります。2024年も「瀬戸の疾風」をどうぞよろしくお願いいたします。
今回はJR西日本が運営している乗車券類の予約サイト「e5489」に関してです。
e5489では、2015年の北陸新幹線金沢開業時にJR東日本の北陸新幹線の停車駅(東京・上越妙高間)と東京都区内の各駅において予約した乗車券類の受け取りが可能になりましたが、JR東日本での受け取りは「JR東海エリアを含む予約は除く」という、あくまで北陸向けのサービスであることを念頭に置いた制約のあるものになっていました。例えば、「しなの号」の予約を長野駅で受け取ることや、「サンライズ瀬戸号」の予約を東京都区内のJR東日本の駅で受け取ることはできませんでした。
利用者からすると「これだからJRのネット予約は…」と言いたくなるような不便のある制約でしたが、2023年春にこの制約が撤廃されることになります。
第12条 (乗車券類の受取方法)
- 1.本サービスにより購入した乗車券類は、「5489サービス」表示のある当社、JR四国、JR九州の主な駅の「みどりの窓口」または「指定券自動発売機等」、JR東海の主な駅の「きっぷうりば」または「指定券自動券売機」(JR東海区間を含む予約に限ります)、およびJR東日本の一部区間(北陸新幹線の各駅および東京都区内の各駅)の「みどりの窓口」または「指定券自動発売機」ならびに成田空港駅および空港第2ビル駅の「指定券自動発売機」で当社が別に定める方法により受取りできます。ただし、第4条第1項第10号に定める「本サービスで取扱うと別に定めた特別企画乗車券」の受取方法については、「JRおでかけネット」に掲示します。
- (注)2023年3月31日までに予約等操作を行った場合、JR東日本での受取りは、JR東海区間を含む予約を除きます。
JR西日本ネット予約(e5489)に関する規約には、第12条の下の方に「2023年3月31日までに予約等操作を行った場合、JR東日本での受取りは、JR東海区間を含む予約を除きます。」とあり、2023/4/1からその制限が無くなっていることがわかります。ちなみに、JR東日本の予約サイト「えきねっと」がJR東海エリアにおいても乗車券類の受け取りができるようになった際には主にSNS上で「ベルリンの壁が崩壊した」などとかなり話題になりましたが、この変更はあまり告知がなされておらず知る人ぞ知る状態になっているようです。
e5489で予約した乗車券類を東日本会社の指定席券売機で受け取りを行った例です。阿佐ケ谷駅は特定都区市内の「東京都区内」に属する駅なのでe5489の受け取りが可能となっています。筆者は西日本に縁があるため東京在住ながらe5489を使う機会が多く、最寄り駅で制約なく受け取れるようになったのはとてもありがたく思っています。特にサンライズ号が受け取れるというのは良い時代になったなあと。
今回は短めでしたが以上です。
閲覧ありがとうございました。