鉄社学割・社学割・鉄社復学割

どうも、安讃です。

今回は学割の印章について取り上げます。

 

(中)東京a発行

指定学校の学生・生徒が旅客会社線(JR線)の営業キロ101km以上の区間を片道乗車する際に運賃を2割引する「学生割引」は、マルス端末等において割引を適用して発売すると券面には「証明書を携帯してください[学割]」と割引印章が表示されます。

新木駅401発行

学生割引の他に、営業キロ601km以上の区間を往復乗車する場合に適用となる「往復割引」もある場合、割引印章は「復学割」となります。

 

それでは、会社線に学割の制度がある場合はどうなるのでしょうか。

 

下総松崎駅401発行

東武鉄道株式会社線にも旅客会社と同様に、営業キロ101km以上の区間で運賃が2割引となる学割の制度があります。連続1の券片は旅客会社線会社線双方に学割が適用されており「鉄社学割」、連続2の券片は会社線のみに学割が適用されており「社学割」の印章が表示されます。

筆者はこの連続乗車券で鉄社学割と社学割が共存しているのが気に入っていました。ですが、今年春に旅客連絡運輸規則の一部改正が行われ、東武鉄道株式会社線との連絡運輸において連続乗車券は取り扱わなくなり、現在はこのような乗車券は発売できなくなっています。

 

さらに、条件が限られますが社線の学割に加えて往復割引が適用される場合はこうなります。

 

新茂原駅401発行

IGRいわて銀河鉄道株式会社線青い森鉄道株式会社線2社通過連絡の往復乗車券です。青い森鉄道株式会社線には学割の制度があり、さらに旅客会社線区間営業キロ601km以上となり往復割引も適用されるため「鉄社復学割」の印章が表示されています。5文字の割引印章というのはなかなか見ることがなく、非常に重圧感があります。

割引とは関係がありませんが、右下に「☒」の印字があります。これは自動改札機利用不可を示すもので、120mm券に印字されるのはよく見ると思いますが、紛失再発行のきっぷを除けば85mm券に印字されるのは非常に珍しいです。なぜこうなったのか真相は不明ですが、自動改札機に投入してみると「定期券期限切れ」とのエラーが表示されたため、2社通過連絡であると有効期間の磁気が正しく入らないものと思われます。

 

 

 

今回は以上です。

閲覧ありがとうございました。